もみの木音楽舎はどうして「もみの木音楽舎」なのでしょうか?
名前の由来は、「モミの木の家」にあります。
「モミの木の家」とは、その名の通り、モミの木を床や壁、天井などの内装に使った家なのです。
詳細は↓を御参照ください。
私が、さぬき市にUターン移住することに決めた時、
すでに実家は取り壊して、更地にしていましたが、
車を運転しない私は、その土地にまた家を建てて生活していくことは困難と判断し、
琴電長尾駅そばで土地を探しました。
その土地探しの時に、「モミの木の家」を建てる寒川建築さんと出会ったのです。
現在、毎月第4日曜日に高松市内で、もみの木音楽舎は日曜講座を開いています。
そのレッスン会場として使わせていただいているのは、
寒川建築さんの「モミの木の家 事務所」(ショールーム)なのですが、
ご縁があってそこを初めて訪れた時、ちょっと驚く体験をしました。
それが決め手になって私は、寒川建築さんに「モミの木の家」を建ててもらうことにしたのです。
私の母は狭心症の持病があり、少し疲れただけでも発作が起きてしまいます。
東京から、母と息子を連れて数日さぬき市へ戻り、土地を探して回っていた際に、ある土地を通じて出会った寒川建築さんの事務所に案内していただきました。
その時、事務所に到着する直前、車の中で母は狭心症の発作を起こしてしまったのです。
薬を飲み、発作はどうにか治まりましたが、ぐったりして歩くのも口をきくのもやっとの様子でした。
母を介抱しながら、駐車場で車を降り、ようやく事務所の玄関にたどり着いたのですが、今日はもうすぐに失礼したほうがよいだろうと私は思っていました。
ところが、玄関から事務所内に入り、靴を脱ぐか脱がないかの短い間に、
それまでぐったりしていた母が顔を上げ、あたりをきょろきょろと見回し始めたのです。
そして、事務所の中央にあるモミの木の掘りごたつのテーブルに座った時には、
なんと私に先んじて挨拶をし、張りのある声で話し始めていました。
「この部屋はとても気持ちがいいです。」と。
私は目を瞠りました。
狭心症の発作が起きた後、こんなに急激に回復する母を見たのは初めてだったからです。
それで、モミの木のもつ不思議な力を実感しました。
モミの木には癒す力があるのだと。
私は音楽療法士です。
障がいや病やストレスなどにより、日常生活になんらかの困難を抱えていらっしゃる方を、
音楽を通じて支える仕事をしたいと思っています。
その仕事場に、モミの木の家はぴったりでした。
もうすぐさぬき市に、もみの木音楽舎の音楽室は完成します。
とても小さなささやかなモミの木の家なのですが、
ゆっくり大きく育つモミの木のように、
ここで出会う方たちと、豊かな時間をじっくり紡いでいくつもりです。
とても楽しみです。
もみの木音楽舎はさぬき市で10月1日に開室します!
様々なキャリアを積んだ音楽療法士の音楽教室です。
よろしくお願いいたします。
https://mominokiongakusha.com/profile/