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音楽療法&声・ライアー(竪琴 音楽療法&声・ライアー(竪琴

2023年7月30日(日)、

日本ダウン症協会香川支部の小学部・中学部会の会員のお子さん方が、

御家族と共に、もみの木音楽舎へいらっしゃいました。

年齢別に4つのグループに分かれていただき、

30分ずつ、グループによってはごきょうだいも一緒に、

音楽療法の体験セッションを行いました。

 

 

小さなもみの木の音楽室に、お子さんたちだけでなく、

参観される御家族もいらっしゃり、

お子さんがにっこり笑って、音を鳴らして楽しむ姿に、

御家族の皆さんも和やかに言葉を交わされていました。

 

この日、いらっしゃった御家族のお一人、

日本ダウン症協会香川支部中学部会役員の小浦加代子様が、

下記のように感想をお寄せくださいましたので御紹介させていただきます。

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7/30に小・中学部で、もみの木音楽舎へ音楽療法に行ってきました。

2,3人ずつの4グループに分かれてレッスンを受けました。

きれいな音のツリーチャイム、

雷の音の出るスプリングドラム、

体に触れて音を出すカバサなど知らない楽器もたくさんありました。

大きなバッファロードラムの音に合わせ思わず踊りだしたりと、

初めての感覚に子供たちはとても楽しんでいるようでした。

 

梶谷先生は、1人ひとりの楽器に触れる様子を見てそれぞれの課題を見つけ、

その人に合った楽器を見つけてくれるそうです。

音楽がその人にとって良い影響をもたらすような気がします。

今回は、先生の美しい歌声と楽器の音色とで心が満たされた時間となりました。

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この日はとても暑い日でした。

さぬき市長尾まで、初めての道を遠方から御来室くださった御家族の皆さま、

たいへんお疲れさまでした。

 

今回はダウン症協会香川支部のイベントとしての、

一度限りの音楽療法体験セッションでしたので、

セッションの中で、お一人お一人のお子さんについて、

その場でお伝えできる限りの私の気付きはお伝えしました。

 

「気付き」というのは、お子さんのポジティブな可能性についてです。

音に対する敏感さや、

好む音の傾向、

楽器の扱いの繊細さ、

手指の使い方、

一緒に活動する相手への視線や相対の仕方など、

一人一人のお子さんの特性を

「できない」を探すのではなく、

「ここが持ち味、この子のいいところ」ということをお伝えします。

 

「ここが持ち味、この子のいいところ」にまず最初に着目することは、

「できない」を見逃すのではなく、

その子の長所を生かして、楽しい時間を積み重ね、

長所を伸ばしつつ、

その経過の中で、「できない」も軽減していくために、です。

 

セラピストとして今後またお会いできる機会がありましたら、

私にできる限りの支援をさせていただきたいと思っております。

もみの木の音楽室で、いつでもお待ちしております。