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音楽療法&声・ライアー(竪琴 音楽療法&声・ライアー(竪琴

2023年6月6日(火)の午後、隣町の三木町から、障害福祉サービス事業所いっぽの皆さんが

いつもようにいらっしゃり、第30回のグループ音楽療法セッションを行いました。

いらっしゃったのは、利用者さんのTさん、Yさん、Koさんと、支援員さんお二人です。

このところ、皆さんの「歌いたい!」気持ちが高まっていて、

今日もどんどんみんなで歌っていきました。

でも、カラオケのように、ピアノ伴奏に合わせて歌っていくのではありません。

コミュニケーション力を高めたり、

思考力を使ったり、

良い姿勢を保持したり、

といったトレーニングを随所に織り込みながら、

楽しく歌っていきます。

 

今回は、皆さんと話しているうちに「ソーラン節」も歌うことになりました。

楽器も使いながら、「ヤーレンソーラン、ソーラン・・・」と力強くみんなで歌っていきました。

「ハードッコイショ、ドッコイショ!」の掛け声のところが、

最も盛り上がりました。

ふだん発声しないような、頭声発声のような声を発し、

Tさんは特に大興奮。

嬉しそうでした。

ふだんはこんなふうにみんなで歌うことはない、ということですが、

それゆえに、この音楽療法セッションでは、皆さんとてもはじけて、

わくわくした表情で歌われています。

 

歌の後は、楽器の時間です。

今日はプサルターをYさんが選び、

Koさんはツリーチャイム、

Tさんはフィンガーシンバル、

支援員のToさんはボルドンライアーを選びました。

 

Yさん、プサルターをとてもきれいな音で鳴らせるようになりました。

今日は彼のプサルターの音に、皆さんが引き寄せられるようにして、

互いに聴き合い、自分の音で語り合うような、すばらしい即興的な合奏となりました。

Koさんのツリーチャイムも、支援員のToさんのボルドンライアーも、

Tさんのフィンガーシンバルも、

とても絶妙のタイミングで、繊細に奏でられていました。

利用者さんと支援員さんが、こんなふうに一緒に音を楽しめるって、本当にすてきですね。

ぜひ、演奏の一部も御視聴ください。

 

人と人の間に音楽が生まれる。

そういうことを改めて感じたひと時でした。

ありがとうございました。

また次回も楽しみにお待ちしています。