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音楽療法&声・ライアー(竪琴 音楽療法&声・ライアー(竪琴

2023年12月19日(火)午後、

隣町の三木町から、障がい福祉サービス事業所いっぽの皆さんが

さぬき市長尾のもみの木音楽舎へ来られて

第57回のグループ音楽療法セッションを行いました。

今回は男性利用者さんの日です。

2組に分かれていらっしゃいます。

 

1組目は、TさんとYさんです。

いつものようにピアノに合わせてストレッチを行ってから、

リボンを使って、粗大運動と微細運動を組み合わせて

のびのびと動いていただきました。

今回は、長いリボンの先が、できるだけ床につかないようにすることにチャレンジ。

簡単そうに見えて、これがなかなか難しいのです。

くるくる回す時には、手首を素早く回転させなければなりませんし、

棒の向きも気を付けなければなりません。

腕は上げても、棒の向きは下向きにしておかないと、

リボンが絡みやすくなってしまうのです。

 

お二人とも、背が高いのですが、

もみの木音楽舎の音楽室は天井を高く作ってあるので、

彼らがリボンの棒を高く振り上げても大丈夫。

思い切りダイナミックにリボンを振ってもらえました。

 

その後は、早口言葉。

手をたたいて、言葉にメリハリをつけながら唱えていきます。

口を大きく開けることがポイントです。

 

そして歌。

今回はいつもの歌に加えて、リクエストのあったクリスマスソングを歌いました。

ベルやハンドタールを鳴らしながら、楽しく歌うと、

お二人ともとても表情が和やかに。

 

好きな楽器の場面では、Yさんはライアー、

Tさんは、最初バッファロードラムを試してから、

初めてプサルターをやりたいと自分で選び、チャンレンジされました。

Tさんの関心の幅が広がってきたことがとても嬉しいです。

Yさんは、1音ずつ鳴らすことにチャレンジ。

左利きで逆の側から弾いているにもかかわらず、

やさしい音を響かせてくださっています。

また弾きましょう。

 

さて2組目は、Hさんの個人セッションです。

今回のHさんは、少し大きい声で独り言を発していましたが、

私が提案する活動にちゃんと応えて参加してくださいました。

良い姿勢で、「幸せなら手をたたこう」を一緒にしてくださいました。

 

独り言が断続的に出ていても、

私の提案に乗ってくださって、いろいろな楽器に取り組まれました。

それも、ただ好きなように鳴らすのではなく、

私が歌う歌を聴いて、合わせて鳴らしてくださいました。

ツリーチャイムでは、「一緒に鳴らそうよ」という歌を歌いながら、

フレーズの切れ目で手で合図を送ると、

次第にその合図に合わせて鳴らしてくださるようになって、

一緒にすてきな演奏ができました。

 

楽しい気持ちで終わるということを大事にしています。

今日のTさん、Yさん、Hさんは、皆さん、

とても穏やかな表情で帰って行かれました。

また来年、お待ちしています♪