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音楽療法&声・ライアー(竪琴 音楽療法&声・ライアー(竪琴

2023年8月8日(火)、

隣町三木町の障害福祉サービス事業所いっぽの利用者さんをお迎えして

グループ音楽療法セッションを行いました。

第39回のセッションです。

今回は、IさんとKさんのお二人。

 

まずは歌。

お二人のリクエストにより、「恋するフォーチュンクッキー」を歌いました。

マラカスを持って、リズムに合わせて振りながら、

楽しく歌われました。

大事なことは、笑顔!

にこにこしながら、リラックスして歌ううちに、

自然に姿勢もよくなり、

口もしっかり動いて、よく開くようになりました。

お二人ともとてもかわいらしいです。

 

続いて、何をしますか?と訊くと、

Iさんからは「オーシャンドラム」という答えが返ってきました。

Kさんは、「ツリーチャイム」とのことでしたので、

私はアルトライアーで、

3人の即興演奏をしてみました。

特にKさんがとても集中してツリーチャイムを鳴らして、

Iさんと私が、Kさんの音に合わせていく演奏になりました。

静かな波がキラキラと陽の光を反射して輝くように、

3人で奏でる音が穏やかで美しく響きました。

終わり方もとても素晴らしく、

お互いの音を聴き合いながら、ぴたりと音が止まりました。

 

最後は、KさんとIさんが意欲的に取り組んでいる、

ライアーの練習です。

「音の風」は、ただ弦をグリッサンドする(かき鳴らす)のではなく、

手指が弦に触れるまでに、見えない風を腕に抱き込んできて、

その風に音を乗せていくように鳴らしていくのですが、

お二人とも、だんだんと動きが滑らかになってきて、

力みがとれてきました。

音の風を送り合って、一人ずつ順番に奏でていくのも、

少しずつ自信をもってできるようになってきている様子です。

 

上手に弾くより、

一つ一つの音を大切に味わいながら奏でていくのが

ライアーという楽器のめざすところです。

心身の緊張を緩め、リラックスして鳴らすことが、

最初の一歩です。

焦らず、ゆっくり、また一緒に弾きましょう。

 

次回も楽しみにお待ちしています。

 

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もみの木音楽舎では、

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