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音楽療法&声・ライアー(竪琴 音楽療法&声・ライアー(竪琴

2023年10月~11月にかけて、

今年度から香川県が始めた、県立支援学校の児童・生徒のための、

「アートの魅力体験事業」の実施のために、

もみの木音楽舎の音楽療法士である梶谷は、

今回は芸術士として、

善通寺支援学校へ行ってまいりました。

 

善通寺支援学校は、香川県善通寺市にある、県立の特別支援学校です。

https://www.kagawa-edu.jp/zenyo02/

 

この学校には、病気等により、

継続して医療や生活上の管理が必要な子どもたちが在籍しています。

小学部・中学部・高等部、そして隣接する病院の中に院内学級があります。

このたびは3回だけという限られた機会でしたので、

事前に学校と相談の上、

学校の中で、最も重度の障がいをもつお子さんのクラスと、

院内学級の高等部の生徒さんを対象とさせていただきました。

 

体調の管理に常時配慮が必要な子どもたちで、

学校に来るだけで、ただそこにいるだけで、とても頑張っている状態です。

万全ではない体調での参加のお子さんももちろんいます。

それでも、この機会をとても楽しみにして、

精一杯の状況で参加してくださった児童・生徒の皆さんと、

支えてくれた御家族や先生方に、感謝です。

 

 

今回は、「音と出会う」をテーマとしてセッションを行いました。

もみの木音楽舎のとっておきの音たちを連れていき、

一人一人のお子さんの表情やパルスオキシメーターの値を見ながら、

担当の先生、教頭先生にも御協力いただきつつ、

「音の森」にみんなで入り込んで、

美しくて面白くて楽しい音の世界を旅しました。

終わりがとても名残惜しく、

またいつかきっと会いましょう、と心を込めて歌ってお別れしました。

 

毎回、放課後に、

参加してくださっていた先生方や教頭先生が集まってくださり、

熱心に、その日のセッションの振り返りと、

質疑応答が行われました。

さながら研修会のような様相で、

私も久々に、音楽を通した障がいのある子どもたちとの関わり方について、

プロフェッショナルな熱い現場の中に身をおきつつ、

語り合わせていただきました。

 

またいつか皆さまと再会できる日を楽しみに、

私も日々、研鑽を積んでいきたいと思います。

ありがとうございました。