2023年6月27日(火)午後、隣町の三木町から、
障がい福祉サービス事業所のいっぽの皆さんがいらっしゃいました。
今回は双子の姉妹のIさんとKさん、そして支援員のTさんと共に、
第33回いっぽグループ音楽療法セッションを行いました。
歌とライアーが好きなIさんとKさん。
前回に続き、歌は「ハナミズキ」です。
発声練習をした後、
1番の歌詞を、今日はひらがなの歌詞カードを準備し、
しっかり読むところから始めました。
その後、1フレーズずつ、一緒に歌っていきます。
「なくて七癖」と言いますが、
誰しも癖はあるものです。
お二人は、話し方もよく似ていて、
発声の癖もよく似ています。
ゆっくり丁寧に自分の言葉でお話しすることができますが、
母音のオやウの響きが落ちてしまうので、
言葉がくぐもって聴こえたり、
語尾を伸ばしてしまったりするという癖があります。
お二人の好きな歌「ハナミズキ」を一緒に歌いながら、
それらの癖にまず、ご本人たちに気付いていただいて、
どうすれば明るい響きで歌うことができるか、練習していきました。
でも、この場はボイストレーニングの場ではなく、
あくまで音楽療法セッションの場です。
リラックスして楽しく進めていきます。
お二人に理解してもらいやすいように、
口の形を見せながら発声をして、違いを聴き比べてもらい、
頬を上げて、にっこり笑顔で歌う、という方法を伝えました。
素直なお二人は、すぐに両方のほっぺに指をあて、
一生懸命に歌ってくださいました。(すごくチャーミング!)
笑顔で楽しく、最初よりずいぶん明るい響きの声で歌えるようになりました。
笑顔は最高のボイストレーニングです。
そしてライアーです。
グリッサンドを集中して練習しています。
簡単そうに見えて、ライアーのグリッサンドは奥が深いのですよ。
繰り返し、繰り返し、弾いていきました。
Kさんは特に、コツをつかんできた様子で、
手の脱力の仕方が上手になってきています。
「今日は何が一番楽しかったですか?」と訊くと、
「ライアーが一番楽しかったです。」と二人とも答えてくれました。
成果を第一の目標とせず、その瞬間、その時間を充実して過ごすことを大切に、音楽療法セッションを進めています。
今日も楽しんでくれて、よかったです。
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