2023年2月7日(火)、隣町三木町から、障害福祉サービス事業所、いっぽの利用者の皆さんをもみの木音楽舎の音楽室にお迎えして、グループ音楽療法セッションを行いました。
今日は、いっぽに新しく通い始めたばかりのHさんが初参加。
少し緊張している様子でしたが、みんなと一緒に様々な楽器にトライし、
即興演奏に参加しました。
ベルハーモニーという、卓上に置いて、指先でボタンを押して鳴らすベルを初めて使いました。
この楽器は、簡単に音が鳴りますが、きれいな音で鳴らすには、コツがいります。
強くたたくと硬い音になってしまいますし、弱すぎても音が出ないのです。
「そっと」が言葉でわかりにくい方には、よい体験になると思います。
指先の力が弱い方には、指のトレーニングになりますし、
目と手の協応が弱い方にも、狙って押すことで、トレーニングになります。
今日はベルハーモニーとツリーチャイムを皆さんに担当していただき、
簡単な合奏をやってみました。
ピアノの伴奏を聴き、各フレーズの最後に呼吸を合わせてきれいに鳴らす曲です。
一呼吸おいて鳴らす、ということはまだ少し難しかった様子ですが、
合図をするとだんだんとみんなの呼吸が合い始めていました。
またやってみましょうね。
その後は、好きな楽器を選んでいただき、即興演奏を行いました。
バッファロードラムにマラカス、トライアングルにミンミン、ミニシンバルにカバサなど、
みんなの好きな楽器を組み合わせると個性豊かな楽器がそろい、
そこに私がアルト笛で入って即興のメロディをつけていきました。
一区切りすると、みんなで楽器を交換し、全員が上記すべての楽器演奏を体験します。
ドラムを担当する方がリードすることになるので、
1回ずつ、曲調が変わって面白い即興になりました。
どこか不思議な国を行くキャラバン隊のようだね、と話しながら、和気あいあいと楽しみました。
初めて参加したHさん。
セッションの最後に、小さな声で、「たのしかった。」と言ってくれました。
今日はとても緊張して、きっと疲れただろうと思いますが、
それでも、楽しかったと感じてくれたんだ、と嬉しかったです。
TさんもYさんも、IさんもKさんも、口々に「たのしかったです!」と言いながら、
帰って行かれました。
私もみなさんと過ごせてとっても楽しいひと時でしたよ。
来てくださってありがとうございました。
また次回も楽しみにお待ちしております♪
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