2024年2月27日(火)の午後、隣町の三木町から、
いつものように、障がい福祉サービス事業所いっぽの利用者さんたちが
さぬき市長尾のもみの木音楽舎にいらっしゃいました。
今回は女性利用者さんたちと、第66回いっぽグループ音楽療法セッションを
行いました。
仲良し姉妹のIさんとKさんです。
セッションの最初にいつも少しおしゃべりをするのですが、
今回は、お二人が子供の頃のことをうかがってみました。
地元の小学校、中学校に通っていらしたこと、
双子なので、同じ学年だったけれど、
クラスは別々だったことなど、話してくださいました。
でも、音楽の時間に歌った歌を覚えていますか?と訊ねたら、
首をかしげて、思い出せない様子です。
他のことも、学校でのことはすぐには思い出せないようでした。
それでは、と、歌のタイトルをいろいろとあげて、
この歌は知ってる?と訊ねてみました。
小学校で必ず歌う、教科書に載っている歌です。
すると、その歌は知ってます、と答えてくださいました。
いつ知ったのか、習ったのかは思出せなくても、
歌はちゃんと記憶に残っているのですね。
音つみきで取り組んでいる「夕暮れの二人」の演奏では、
Iさんはシの音、Kさんはラの音を担当しています。
二つの音だけで奏でる、とてもシンプルで美しい曲なのですが、
繰り返されるメロディの間に、2小節だけ、違うメロディが挟まれています。
その2小節がなかなか覚えきれずにいましたが、
今回は、その2小節のところを中心に繰り返して練習してみました。
すると、ピアノに合わせて鳴らせるようになったのです。
次回、もしまた忘れていても、一度できるようになったことは、
またきっと思い出せます。
手と目と耳と、そして身体の内部感覚を同時に駆使して記憶したことは、
きっと残っていますから。
ライアーも、毎回取り組んでいる、
がんばらない弾き方が、少しずつ身に付いてきています。
この写真のように、肘を下げて、リラックスして鳴らせるようになってきました。
感覚を総動員して、また次回も一緒に楽しく練習しましょうね!