声がれを防ぐボイストレーニング、
もみの木音楽舎には、そのために通われる方がいらっしゃいます。
声はいつでも、いくらでも、
話そう、歌おうと思えば好きなだけ出せるものだと思っていませんか?
それは大いなる勘違いです。
声は、すり減ったり、壊れたりするかもしれない、消耗品なんですよ。
自分は喉が強いから大丈夫と思っている方も、
お気をつけください。
ある日、声がかれてしまうかもしれません。
脅かすわけではなく、
実際、私も過去に3度、まったく声が出なくなってしまったことがありました。
完全に回復するのに、2週間もかかりました。
原因は、声の使い過ぎ。
正しい発声を心掛けていても、
風邪気味の時などに、ふだんと同じように声を使ってしまうと、
喉がもともと強くない場合は特に傷みやすいのです。
私は歌を歌う人間ですから、
声がかれてしまった時には、世界の終わりのような気分でした。
初めて声がかれてしまったのは、
高松第一高校音楽科の生徒だった頃です。
音楽部(現在は合唱部)の合宿の後、声がぱったりかれてしまったのでした。
琴電瓦町駅の近くの耳鼻咽喉科を初めて受診し、
薬をもらって駅へ向かっている時、
あまりにもしょんぼりとうなだれて歩いている私を、
道淵のビルの2階からたまたま見ていたおじさんが、
「おい!若いのに、世界の終わりみたいな顔してるぞ。大丈夫か?」と
声をかけてくれたのを、今でも覚えています。
喉を傷めると、本当に、うんともすんとも声が出なくなるのです。
2度目は、あと2週間で大学受験のために上京する、というタイミングでした。
緊張で眠れない中、歌の練習のし過ぎが原因でした。
まさに悪夢でした。
2週間、家族ともしゃべらずに黙って部屋にこもり、
高校生の当時の私が思いついた喉を労わるためのありとあらゆることをして過ごしたのを覚えています。
幸いにして、明日上京、という頃には、声が戻ってきて、
無事に東京藝術大学に現役合格できたのですが。
その後も、大学院を修了した後、小学校で産休代替の教員を1年間勤めた時、
大勢の元気いっぱいの小学生相手に頑張り過ぎて、
声がかれてしまったことがありました。
その時は、一切しゃべらずに授業をする工夫をして乗り切り、
音楽の教員として、ある意味、貴重な経験をしたのですけれど、
とても不便な毎日でした。
しかしその後は、声がまったくかれてしまうということはなくなりました。
それは、声のメンテナンスを自分でできるようになっていったからです。
メンテナンスは、声のプロであってもなかなか難しいものです。
私自身も、障がいある息子と、要介護の母の二人をワンオペで介護しながら仕事をしているので、
どんなに体調管理していても、疲れがたまって体調を崩してしまうことがあります。
しかしそんな時でも声のコンディションを整える術を身に付けてきました。
声は消耗品。
ある日、声をからしてしまわないために、
常に、自分にも、周囲の人にも、心地よい声を発するために、
声のメンテナンスは必要です。
世界で一つだけの、すてきなあなたの声を、
もっと活かして、輝かせてあげるためにも、
ボイストレーニングを始めてみませんか。
もみの木音楽舎には、
声の専門家でもある音楽療法士がおります。
香川県さぬき市・高松市で声のレッスンを行っております。
お気軽にお問合せください。
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