2023年10月3日(火)の午後、
急に涼しくなって、ようやく秋を実感したこの日、
隣町の三木町から、障害福祉サービス事業所いっぽの利用者さんたちが来室され、
第46回のいっぽグループ音楽療法セッションを行いました。
今回は、女性グループ。
IさんとKさんの姉妹、そして支援員さんです。
IさんとKさんは、歌うのが大好きです。
今回もストレッチ、ボイストレーニングから始めました。
双子ということもあり、声の質も似ているし、話し方もそっくりです。
お二人のボイストレーニングでは、
よりよい発声、発音をめざしています。
「笑顔」「口を大きく開けること」の2つが大事、ということを
毎回お伝えしています。
お二人とも、よく理解してくださり、
思い出すと、そのように努めていらっしゃいます。
顕著なことは、
「はい!」という返事の仕方です。
それはそれは、さわやかな「はい!」が聞かれるようになりました。
素晴らしい変化です。
はつらつとした声になれ!と願いながら、
今回も一緒に歌っていきました。
楽器は、今回は新しい提案をしてみました。
音つみきです。
4つずつ、好きな音を選んでいただき、
即興演奏をしてみました。
ともすれば、ガチャガチャと音が喧嘩してしまうような鳴らし方になりがちですが、
IさんとKさん、そして支援員さんは、
3人一緒に鳴らしても、そうなりませんでした。
互いに聴き合うということまではまだ難しいですが、
自分の音に耳を傾けながら、静かに鳴らしていく姿が見られました。
「聴く」ことは、能動的な活動だと私は考えています。
様々な楽器に楽しく触れながら、「聴く」活動にも取り組んでいきたいと思います。
そして最後はいつものライアーレッスンです。
「音の風」を鳴らしていきます。
指を変えて鳴らしていきます。
以前は、どの指で鳴らすのかわからず、戸惑いが見られましたが、
だんだんとそれがわかるようになってきています。
鳴らす姿勢も堂々としてきました。
少しずつ、レッスンを進めていきましょう。
穏やかな表情で今回もセッションを終え、帰っていかれたIさんとKさん。
また次回も楽しみにお待ちしています。