東京から香川県にUターン移住してきて、1か月半。
仮住まい中のアパートでは、ピアノは弾けません。
歌もまともに歌えません。
その他、いろんな楽器たちの音もタブー。
唯一、ライアーだけは、
眠っている家族のそばでかき鳴らしても問題ありません。
しかし、うちの息子はピアノの音が好きなのです。
電子ピアノではだめで、生ピアノの音でなければなりません。
息子は、障がいがあるため、上手に弾くことはできませんし、
いろんな曲も弾けません。
楽譜もわかりません。
でも、サポートしながら、
一緒に連弾をすることができます。
それを楽しむのが好きです。
ああ、もしもピアノが弾けたなら・・・。
息子の数少ない、誰かと共に楽しめる趣味の一つが、
まだ当分お預けです。
建築中の家(もみの木音楽舎の音楽室付き)の完成が待たれます。
でも、重度知的障害・自閉症スペクトラムの障がいがあっても、
ピアノに親しみ、
この頃はライアーにも興味を示すようになった息子。
幼い頃から、いろんなことに親子でチャレンジし続け、
大人になるまでに厳選されたいくつかの活動の中でも、
音楽はいまだ彼の可能性に広がりを見せています。
一言もしゃべれなくても、
理解できることがわずかであっても、
好きなことをたくさん見つけること、
人に愛される人になること、
それが私の、この息子を育てる時の目標でした。
今、息子は穏やかで、誰にでも好かれる人に育ちました。
関わってくださったみなさんのおかげ、
そして音楽のおかげでもあると思っています。
↓東京で長年開催していた「ハンディのある子どもたちと共に みんなで楽しむコンサート」の一場面
(「これはなんだ?」という歌を、会場から子どもたちを迎えて私が歌う場面では、毎年必ずまっさきに息子が飛び出してきて、ちょっと困りものでした(苦笑))
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*障がいがあっても、好きな音や楽器を見つけられるように音楽療法士がサポートいたします。
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