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音楽療法&声・ライアー(竪琴 音楽療法&声・ライアー(竪琴

第13回いっぽ音楽療法セッション~「楽しかった!」を大切に~

2023年2月7日(火)、隣町三木町から、障害福祉サービス事業所、いっぽの利用者の皆さんをもみの木音楽舎の音楽室にお迎えして、グループ音楽療法セッションを行いました。

今日は、いっぽに新しく通い始めたばかりのHさんが初参加。

少し緊張している様子でしたが、みんなと一緒に様々な楽器にトライし、

即興演奏に参加しました。

 

ベルハーモニーという、卓上に置いて、指先でボタンを押して鳴らすベルを初めて使いました。

この楽器は、簡単に音が鳴りますが、きれいな音で鳴らすには、コツがいります。

強くたたくと硬い音になってしまいますし、弱すぎても音が出ないのです。

「そっと」が言葉でわかりにくい方には、よい体験になると思います。

指先の力が弱い方には、指のトレーニングになりますし、

目と手の協応が弱い方にも、狙って押すことで、トレーニングになります。

 

今日はベルハーモニーとツリーチャイムを皆さんに担当していただき、

簡単な合奏をやってみました。

ピアノの伴奏を聴き、各フレーズの最後に呼吸を合わせてきれいに鳴らす曲です。

一呼吸おいて鳴らす、ということはまだ少し難しかった様子ですが、

合図をするとだんだんとみんなの呼吸が合い始めていました。

またやってみましょうね。

 

その後は、好きな楽器を選んでいただき、即興演奏を行いました。

バッファロードラムにマラカス、トライアングルにミンミン、ミニシンバルにカバサなど、

みんなの好きな楽器を組み合わせると個性豊かな楽器がそろい、

そこに私がアルト笛で入って即興のメロディをつけていきました。

一区切りすると、みんなで楽器を交換し、全員が上記すべての楽器演奏を体験します。

 

ドラムを担当する方がリードすることになるので、

1回ずつ、曲調が変わって面白い即興になりました。

どこか不思議な国を行くキャラバン隊のようだね、と話しながら、和気あいあいと楽しみました。

 

初めて参加したHさん。

セッションの最後に、小さな声で、「たのしかった。」と言ってくれました。

今日はとても緊張して、きっと疲れただろうと思いますが、

それでも、楽しかったと感じてくれたんだ、と嬉しかったです。

TさんもYさんも、IさんもKさんも、口々に「たのしかったです!」と言いながら、

帰って行かれました。

私もみなさんと過ごせてとっても楽しいひと時でしたよ。

来てくださってありがとうございました。

 

また次回も楽しみにお待ちしております♪

 

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もみの木音楽舎では、グループの音楽療法セッションもお引受けしております。

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