2023年2月23日(木)天皇誕生日の日、
もみの木音楽舎に、3組のお子さんと親御さんたちがいらっしゃいました。
日本ダウン症協会香川支部の幼児部会の御家族の皆さんと、香川支部長の橋本さんです。
2歳から5歳という幼いお子さんたちと、若いお母さん、お父さんが、
音楽療法セッションの体験をしたいということで来られたのでした。
小さな音楽室なので、窮屈な思いをさせてしまうのでは、と恐縮しながらお引受けしましたが、
なんとか、お子さん3人と大人の方5名+私という人数が音楽室内に無事収まり、
皆さん終始和やかに、和気あいあいとした雰囲気で、存分に楽しんでくださったようで、ほっとしました。
親御さんが、「音楽療法って何をするの?」という興味関心をもっていらしてくださるのはとても嬉しいことです。
障がいのある子どもたちは、自分で音楽療法の機会を得ることはできません。
音楽療法は万能ではないですが、障がいのある子どもにとって(成人されていても大丈夫です!)、
とても有効な療育、セラピーとなり得ます。
もちろん、時間はかかります。
でも、丁寧に積み重ねていくと、できることが増えたり、
他者とのコミュニケーションの力が伸びたり、
さらには、その子にとって音楽がかけがえのない人生の楽しみとなるという副産物も得られます。
もう成人している我が息子は、自閉症と重度知的障害のある子ですが、
音楽が確かに彼の支えの一つとなっています。
障がいをもつお子さんをおもちの親御さんに、音楽療法に関心をもっていただき、
ぜひお子さんに音楽療法を受ける機会を作っていただければ、と願ってやみません。
その一心で、私はもみの木音楽舎を開きました。
初めての場所、人が苦手で、いつもは固まってしまい、動けないというお子さんも、
先の写真のように、最初からにこにこと笑顔で、差し出した楽器にどんどん触れてくれました。
音楽療法士は、お子さんのその時の様子だけでなく、発達段階や社会性や障がいの特性を考慮し、
瞬時に判断しつつ、楽器や歌を選び、提示していきます。
今回は初めてのセッションですので、どんなことが好きかな、どんなことができるかな、と確かめていく活動も織り込んでいきました。
まだ十分ではないですが、ある程度、一人一人のお子さんの特徴や課題を把握することができました。
今回いらしてくださった御家族は、皆さんとても熱意あふれる親御さんたちで、
今回の体験セッションを経験されて、ぜひ今後は個別の音楽療法セッションを、と御希望されました。
今後、個別にセッションをお引受けしていくことになりました。
とても笑顔がかわいいお子さんたちの世界を少しずつ広げていくお手伝いをするのが楽しみです。
今回は、日本ダウン症協会香川支部長の橋本さんも御来室くださり、お話しができ、ありがたかったです。
橋本さんも、とても楽しかったとおっしゃってくださいました。
そして、なんと、以前からご興味があったと、ライアー(竪琴)のレッスンをお申込みくださいました!
ライアーも、この香川で、四国で、共に楽しめる仲間を作っていきたい私です。
嬉しい出会いに、心より感謝申し上げます。
★日本ダウン症協会香川支部 https://www.facebook.com/jdskagawa
3月21日は国連が定めた「世界ダウン症の日」です。
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もみの木音楽舎は、音楽療法士が開いた、
年齢も障がいの有無も関わりなく、
どなたも安心していらしていただけるみんなの音楽教室です♪