2023年5月2日(火)午後、隣町三木町から、いつものように
障害福祉サービス事業所いっぽの利用者さんたちが、もみの木音楽舎に来室されました。
今日は、4人の利用者さんと支援員さん2人と、
第25回のグループ音楽療法セッションを行いました。
「みんないっしょに!」と少々大きめの声で独り言を言いながら、
真っ先に入室したHさん。
穏やかな表情で、歌いかけに応じて手と手でタッチしたり、
話しかけると「うん」と返事してくださったりしました。
明らかに、これまでよりはっきりと応答してくださって、とても嬉しかったです。
歌をみんなで一緒に歌った後、
今日は打楽器をいくつか提示し、選んでもらって簡単なリズム合奏をしました。
「キャッチ・ザ・ビート」という曲に合わせて、パートに分かれて演奏していきます。
ぴたっとみんなの音がリズムに乗って合った時、
支援員のTさんは「気持ちいい!」と思わずおっしゃいました。
演奏している皆さんも満足そうな表情でしたね。
その後は、皆さんが楽しみにしている好きな楽器の演奏です。
今日はYさんもKさんもIさんも、「ライアー!」とおっしゃいました。
そこで、みんなでライアーで「音の風」を鳴らしてみました。
遠くからつかまえてきた見えない風を、弦に乗せ、かき鳴らしていきます。
ふわり、ふわりと、それぞれのライアーから「音の風」が湧き起こります。
その風を、送り、受け止め、みんなの間をぐるぐるとめぐらせていきました。
音楽室の中は、ライアーのやわらかな響きで満たされました。
自分の選んだ1つの音を鳴らすことにも挑戦してみました。
少しコツがあるので、それを習得するまではしばらく練習が必要ですが、
皆さん真剣な表情で何度も取り組んでおられました。
仲間と一緒に奏でると、それぞれの1つの音が響き合い、
おもしろいハーモニーになりました。
ライアーが楽しそうに笑っているように感じました。
またみんなで弾きましょうね♪
次回も楽しみにお待ちしています。
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もみの木音楽舎では、障がいのある方が好きな音や歌、音楽を楽しみながら、
コミュニケーションや生活上のそれぞれの課題を軽減したり、乗り越えたりできるように、
音楽療法を通じて支援させていただいております。
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