2023年4月11日(火)午後、隣町の三木町から、
障害福祉サービス事業所いっぽの皆さんが、もみの木音楽舎にいらっしゃり、
第22回のグループ音楽療法セッションを行いました。
今回は、5人の利用者さんと、3人の支援員さんで来室されました。
小さなもみの木音楽舎の音楽室に、8人の方がずらっと並んで座ってのセッションです。
少々窮屈かもしれませんが、いつも楽しみにして来てくださいます。
さて、今回のセッションでは、3つの活動を行いました。
1つめは、歌。
歌うことが大好きなこのメンバーは、どんどん良い声が出てきました。
よく知らない歌でも、私の歌を聴きながらどんどん歌ってくれます。
歌っていると、みんなテンションが上がり、
表情が明るくなっていきます。
身振りを自分で考えて付ける歌では、このとおり。
身体の動きに制限があるKoさんも、「オ」のポーズを、
自分で考えて「おー!」と格好よく決めてくれました。すばらしい!
2つめは、合図を見たり、順番に鳴らしたり、鳴らし方に注意したりしながら演奏する合奏です。
ベルハーモニーを一つずつ持ち、「ドシラソファミレド」と順番に鳴らしていきます。
「春の小川」の歌に合わせて、順番に鳴らしていくと、きれいに伴奏ができます。
「すがたやさしく~」のところは、ツリーチャイムを鳴らします。
指揮者&ツリーチャイム担当にも、順番に全員の方にチャレンジしていただきました。
失敗しても大丈夫。
ゆっくり、それぞれの指揮に合わせて、みんなで演奏ができました。
3つめは、皆さんがそれぞれ好きな楽器を選んで演奏する即興的な合奏です。
「僕はライアーがいい。」
「私はミンミンがいい。」
「僕は太鼓がいい。」
「僕はプサルターがいい。」
皆さん、以前のセッションで演奏した楽器のことをよく覚えていて、
自分からどんどん楽器をリクエストしてくれました。
ライアーもプサルターも、活動の中で少しずつ鳴らし方をレッスンすると、
自分で選んだ好きな楽器だからこそ、すっと吸収できます。
ただ思い思いに好きなように鳴らすのではなく、
お互いに聴き合い、すてきな合奏でした。
(合奏の動画のほんの一部ですが、Instagram・Facebookで紹介させていただきました。
すばらしい彼らの音も、ぜひ聴いてみてください!)
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障がいがあっても、楽しいことをいっぱい見つけてほしい。
障がいのある子の一人の母親として、我が子にも、
自分が関わらせていただく方々にも、いつもそう願っています。
私にできることはわずかですが、
もしわずかでも、お役に立つことがあれば、
もみの木音楽舎でお待ちしております。