2024年4月9日(火)の午後、
三木町にある障がい福祉サービス事業所いっぽの利用者さんたちが来室され、
第72回いっぽグループ音楽療法セッションを行いました。
今回は女性利用者さんたちの日でした。
IさんとKさんのお二人です。
体調もよいとのことで、にこやかに入室され、
ピアノの音に合わせたストレッチも気持ちよさそうになさいました。
歌う時には、もっと全身をリラックスさせていただきたいことと、
同時に体幹をしっかりさせ、姿勢改善をめざしたいので、
今日は「おお牧場はみどり」の歌を歌いながら、
マラカスを振っていただきました。
するとこのとおり。
うつむきがちな顔が上がり、姿勢よく、明るい表情で歌えるようになりました。
リズムよくマラカスを振るのも楽しそうです。
早口言葉でさらに覚醒度を高めてから、
音つみきの演奏を行いました。
ラとシの2音だけで紡がれる美しいメロディの「夕暮れの二人」、
あともう一息で仕上がりそうです。
どうしたら音つみきをきれいに響かせられるか、
姿勢やマレットの持ち方、打ち方をとても意識して鳴らせるようになって、
二人の息もぴったり合うようになってきています。
セッションのクライマックスは、お二人の大好きなライアー。
構え方がとても自然になってきました。
力ではなく、腕の重みで弾いていく。
繰り返し、波のように、グリッサンドを重ねていきました。
指を替えて弾いていくことが苦手なIさんも、
落ち着いて、じっくり取り組まれていました。
セッション終了後、
今日は何が楽しかったですか?と訊ねると、
歌とライアー、とおっしゃっていました。
よかったです。
またお待ちしていますね。